アメリカに住んでいる方にとって、4月15日の確定申告(タックスリターン)は気が重いイベントのひとつではないでしょうか。
私は会社員として収入を得ていますが、結婚してからというもの収入が増えているわけではないのに、毎年のように確定申告で税金の追加収入を求められています。
会社の給与担当や税理士に聞いても、たらい回し。
どうしたらいいかがわからなかったのですが、ついに的確なアドバイスをくれる税理士さんに話を聞くことができました。
本記事では、アメリカで会社員として収入を得ている方向けに、税理士さんから聞いてきた節税対策について紹介します。
アメリカ・確定申告時の追加徴収
私達は、夫婦二人とも会社員として働く共働き家庭。
いわゆるW-2 Formと呼ばれる源泉徴収票をもとに、確定申告を行っています。
独身のときは、確定申告時にはいつも多く納めていた税金が戻ってきたので、ボーナスのようで嬉しかったのですが、なぜか結婚してからは、毎年のように1万ドルとかそれに近い金額の追加請求がきます。
決して、副業などで儲けているわけではないですし、税金の天引き額も多めになるように何度も見直しをしているのですが…
そして、最も許せないのは、なぜか納税が遅延しているという理由で、罰金まで払わなければいけないこと。
いつも、アメリカで大人気の確定申告用のWebサービス「TurboTAX」か、破格の価格で確定申告を引き受けてくれる税理士さんにお願いしていました。
が、なぜ毎年のように追加で税金を払わなければいけないのかと不満でした。
今年は少しだけお金をだして、少しきちんとした税理士さんのところに相談&確定申告に行ってきました。
アメリカ・確定申告にかかわる申請費用
独身の頃は、Turbo Taxを使ってよく申告していました。
持ち家もなく簡単な申告だったので、Turbo Taxの利用料金は$100未満でしたが、結婚して持ち家もできたりと、収入が複雑化してくると利用料金も少し高くなってきます。
税理士に頼んだ場合は、税理士によりますが最も格安だったケースが$150。
噂では$700を要求される場合もあるようです。
夫婦二人で$150の税理士さんは、格安でお願いしているせいか、私達の質問に回答してくれないことがしばしば…
簡単なケースであればTurbo Taxでいいと思いますし、何かしら不安な要素がある場合は税理士さんにお願いするのもいいと思いますが、あまり格安だと当てにならないというのが私の感想です。
アメリカ・会社員夫婦の税金対策
税理士さんに話を聞いてきたことをメモがわりに記しておきます。
- サラリーマンの場合は、基本的には節税対策は難しい。自営業であれば、経費として計上するなどの方法があるが、サラリーマンの場合は基本的にはできない。
- 会社が給料から天引きしている納税額が足りないと、確定申告時に税金を払う時に、罰金が課せられる。
- 会社が給料から天引きする納税額を多めにしておくために、既婚者の場合はW-4 Form(IRS公式サイト)の3番目の項目を”Married, but withhold at higher Single rate” というステイタスで申告する。さらに、予定納税を行い、予め多めに税金を支払っておくことで罰金を逃れることができる。
- 401Kへの預け入れを多めにして、TAXブラケット(税率)を調整する。
来年こそは、TAX Returnで税金を追加徴収されることがないように、今年はしっかり対策をしていきたいと思います!